人生3

pray to them

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みつみ
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お疲れ様会でキャラとPLごった煮にキャラの設定とか性能の話するタイミングで、「図地藤華の来歴」を語るために夢パイがよばれている……

この頃から「図地藤華ってあんまり図地藤華の話できない」みたいなのあったのかもしれません
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みつみ
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図地藤華がマスターしてる世界見に行ったら夢パイ喋っててビビりました
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みつみ
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満ち足りた表情で。

聖杯戦争TRPG、マスター時空の言葉悟の死に際。
責任感が強いがゆえに責任が嫌いな男。
>>1520の設定を添えてみるともうちょっとわかりやすいかも。
RPなのでお相手さんの短いレスポンスが挟まっているのですが、あれがそれなのでわたしの書いた部分のみ。

「…………はーーーー」
「頑張ったと思うんだけど、さ。まあ安心しろ」
「お前にはなんも背負わせないから」

これだけは、一番初め。出会った頃から決めていた。
運命じゃない。俺の選択で生まれた縁だ。あとを濁さない程度の始末はするさ。
まずは一画。

「令呪を持って命ずる。……俺にその傷全部"譲渡"しろ」

手の甲に、焼けるような痛み。めぐりの言霊みたいだよな、これ。


/////


「…………ふざけてる様に見えるか、コレが」やれやれ顔で。
「…………じゃ、あ。」

その抵抗が、意味を成すより先に。
もう一画。
ゆっくり話をしたかった、と、思いつつ。
詩乃のヴェールを上げ。影のような薄布を取り去って胸に抱き。自身を対象として起動する。
……そもそもからして、まあ、大したことのない効果ではあるけども。
根本的に、"役者でない"俺達を、"黒子"にする効果をもつもの、である以上は。

「此方は"奈落"」舞台の底。
「我は"影"」表に立つもの、ではなく。
「令呪を持って命ずる」ここまでやって、届かない、はずもないと、思いたい。
「"言葉悟に関する一切の記憶を失え"」そして二度と思い出すな。

"知らない誰か"が相手であれば、"譲渡"、抵抗する理由ないだろ。


/////


 「…………ッ、は、あ"」

声も出ない、だろ。肉も残らないか?まあ、まあ、なんだ。
痛みの麻痺、麻酔に近い効果を全力で回して。伝えたいことがある。もう届かなくても。

 「…………管理、人。」

舌が動くだけ僥倖。宙に向かって。もう声になっているかも怪しい幽かな音声で。

「コイツ、――保、護。」

俺のことも、今の状況もわからなくても、待っていれば迎えは来る。連絡してあるし。

「……バラ――すなよ?」

これはこの場にいる全員にも向けて。地べたに倒れ込んだ肉塊から愛をこめて?笑みが作れてるかも、秘密にしろのジェスチャーも、出来ているかわからない。
そもそも顔残ってんのかな。声は出てるけど。

あとは。…………あとは。

何も言わないで、終われれば最高だったんだけど。本当は他に言いたいことはたくさんあるけど。知らん肉から話しかけられても、怖いだけだろうから。

 「…………しあわせで、な」

愛してるから、お前は生きろ。
お前は知らんかもだけど、
お前は、俺が居なくても幸せになれるから、さ。


/////


最後に届いた声。
目は見えずとも理解していた。去り行く姿を脳裏に浮かべて、安心し。
奈落へ沈みこむように、舞台が遠ざかっていく。
星に背を向け、傍らの影は舞台に押し上げて、もう、独り。
手にかけたすべてに懺悔を。けれど、それ以上に。
背負う物の無くなったことに、安寧を覚えて。
それで、俺のぜんぶはおしまい。畳む
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ぜんぶの痛みへ嫌だって叫んでる

言葉めぐりが聖杯戦争TRPG(テキセ)でマスターしてたときに書いた奥義描写を拾ってきたやつ。
>>1521の設定を添えてみるともうちょっとわかりやすいかも。
これを放つまではもうちょっとただのふわふわギャグ女だった気がします。

――ただ、心のままに、我儘に。
どうすればいいのかは、頭ではなくその身に流れる血が知っている。
胸の中をめぐる言の葉を拾い集め、紡ぎあげ、放つ。
ただそれだけの為に、少女は息を吸った。

「嫌。」

辺り一帯を充たす魔力のおよそ全てが、少女の抱く思いに呼応し、ぐるりと渦を巻きはじめる。
めぐり、めぐる。言葉はめぐる。
そして、その中心を、貫く様に透明に。
――彼女の用いる言葉(ことのは)の力はただ声を届けるだけに在らず。

「"空が堕ちるくらいじゃ、私のフェル・ディアドは倒せない"……!!」

……思いは願いより鮮明で、言葉は祈りより克明だ。
英霊の背後で戦場を見据える齢16の少女には、目の前で起ころうとしていることが許せなかった。
だから、ただ純粋に【否定】した。
不器用で幼い彼女は、そうあって欲しくないと心が叫ぶものを、そうあって欲しくないとそのまま言葉にすることしかできなくて。

けれど、だからこそ、その言霊はどこまでも真っ直ぐに、透明に、そして何者にも濁されることはなく。

刮目せよ。
少女の願いは、然と世界へ聞き入れられた。
彼女の叫びに応え、渦を巻いていた魔力は空を、その在り様を否定する。
完全な消去そこ出来ずとも、それは確かにその勢いを殺す。

いま、この瞬間だけは。
それで、充分だった。畳む
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わたしの書く小説はおはなしというよりは写真なので……
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秋はかめぐ見たい
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春:本編film1でかく
夏:ココアの回想と初夏風でかいた
秋:ない
冬:ココアと心中と正月でかいた



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