「僕は貴方の世界で、主役たり得る貴方の隣に座らせて貰えればそれだけでよかったのに」
「知っていたよ。けれど、私のごく個人的な欲求として、君の物語が見たかったんだ。"安楽椅子探偵の助手"ではなく――そしてそのスピンオフでもなくね」
「そもそも、君がなりたかったのは探偵じゃなくてヒーローだろ?」
「知っていたよ。けれど、私のごく個人的な欲求として、君の物語が見たかったんだ。"安楽椅子探偵の助手"ではなく――そしてそのスピンオフでもなくね」
「そもそも、君がなりたかったのは探偵じゃなくてヒーローだろ?」
